長いGW、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は出産が近づく中、まとまった時間がとれる最後のチャンスだ!と、仕事の整理とリリースしたばかりのmamaworkを爆速で進めようと思っていました。

そんな矢先、GW直前の定期診断にて、胎児の成長が滞る「胎児発育不全」の診断を受けました。

私の妊娠経過では、初期に激しいつわりと切迫流産、中期で低位置胎盤と様々な問題がありました。その度にお腹の子と試練を経てやっと安定し臓器も完成してきて、後はすくすく育つだけ。そう安心していた矢先の診断でした。

 ■「胎児発育不全」の経緯と原因

検診を受けた時は妊娠35週2日目。自宅の近くの産婦人科で定期検診を受けていましたが、その日から出産時にお世話になるクリニックに切り替えて出産までの検診に通うことになっていました。(里帰り出産や転院の場合、基本は34~35週目ほどから転院して出産病院に通うことになります。)

33週3日に受けた前回の定期健診では、先生からは「やや標準より小さいですがまったく問題ない範囲で、器官もしっかり成長しますね」と、順調なようでした。

(胎児の体重想定を示す成長曲線。真ん中が平均・上下が許容範囲の曲線。このとき我が子は平均よりやや下回る程度でした)

その日も2週間ぶりに見ることができる我が子の成長に心踊らせながら病院に向かいました。

診察室で先生が臓器や体の発達を丁寧に検診し、「これが心臓ですよー」「消化器官も問題なくできてますね!」と説明を受け、問題なく育っている模様。
最後に体重を測ると、それまで笑顔だった先生の顔が曇りました。

「あれ・・・ちょっと小さすぎるかも。ちょっともう一度計ってみましょう」

計測した結果、35週3日で我が子の体重は1850グラム。
2週間で大きさがまったく変わっていませんでした・・・

我が子には、胎児の発育が鈍化してしまう「胎児発育不全」の症状が現れていました。
原因は多種多様ですが、主に下記と言われています。

1胎児の病気や先天異常
胎児に何らかの病気や先天的な原因があり、妊娠初期から順調に育たない場合があります。
今回は臓器や体もほぼ完成している中での突然の成長鈍化なので、原因とはとは考えにくいです。

2 母体の病気
母体の病気が原因となり、胎児に栄養がいかず、上手く成長しなくなる場合があります。特に妊婦に起こりやすい妊娠高血圧症候群は、胎児に栄養や酸素が届きづらくなり発育不全を引き起こしてしまいやすいそう。
私の場合はいつも低血圧だったので、原因とは考えにくいです。

3 母体の環境
母体がタバコや飲酒を常用していることが原因となる場合があります。アルコールは過度の摂取を常用していると胎児の成長障害を引き起こしやすく、喫煙は母体の血管収縮作用を誘発し胎児に十分な酸素や栄養が行き渡らないそう。
もちろん飲酒は辞めており、タバコの煙のある場所には近づかないようにしていました。

4胎盤の機能低下
胎盤そのものの機能が様々な理由で低下し栄養が胎児に届かなくなること、今回の場合おそらくこれが原因です。

機能低下の原因は様々ですが、
・ストレス
・栄養不全
・睡眠不足や体への過度の負担
などにより、胎盤へ血液が回っていないのではないか、ということでした。

その2週間を振り返ると、
・出産が近づくにつれての追い込みで毎日夜中まで仕事
・国内出張には2度向かう
・夜は頭が冴える&激しい胎動でほぼ寝れない
・寝れないのもあり終始イライラしている
こんな日々が続いていたのは間違いないです。

「イライラしたり興奮してアドレナリンが分泌することもこの時期だと体はとても敏感で、栄養が母体ばかりに渡って赤ちゃんにいかなくなってしまうんですよ」

そう先生に言われたとき、
情けなく、我が子に申し訳なく、涙が止まりませんでした。
本当に後悔先にただず。心の中で何度も「ごめんね・・・」と唱え、臨月にしては小さいお腹をさすることしかできませんでした。

■「胎児発育不全」の対策

「このまま成長が止まると2000グラム以下で生まれる可能性が高く、その場合NICUのある総合病院に転院になりリスクも高まるので、ここからしっかり赤ちゃんに栄養を送りましょう」

先生が出した対策は単純で、
・栄養バランスを考えた食事を3食きちんととること。とくに炭水化物・糖質はエネルギーになるので抜かない。
・あまり動かずじっと安静にして、とにかく胎盤に血液を送ること。
・気持ちを穏やかに過ごすこと。
でした。

妊娠中はリラックスして安静にする」という抽象的な言葉の意味が、ものすごく理解できた瞬間でした。

自分にとっては「何もしない」というのが一番難しいことでしたが、幸いにも長いGW直前。パソコンを封印し、スマホも最低限の連絡のみに限定して、「大きくなってね」と我が子に語りかけながら、文字どおり何もしない日々を過ごしました。

 ■安静後の検査結果

そして迎えたGW明けの検診。
「もし大きくなっていなければ転院しすぐお腹から出しましょう」と事前の説明をうけている中、覚悟をして病院に向かいました。

体重測定の結果、

なんと1850グラム→2100グラムに急成長していました・・・・!

「かなり大きくなってくれたので、大台にはのりました!赤ちゃん頑張りましたね!」

臨月でも+200グラムはかなり珍しいそう。

我が子が大きくなるよう必死に栄養をとってたんだなと思うと、
今度は「ありがとう」という気持ちで涙が溢れました・・・。

妊娠後期は特に栄養も気持ちも赤ちゃんと一心同体。
自分は元気と思っていてもお腹の赤ちゃんはとても繊細で
気づかず無理していることが赤ちゃんに影響してしまうんだ
と本当に実感した体験でした。

今回の妊娠では自分自身は全くできていないのですが
仕事がいかなる状況であっても、34週目ごろには産休に入り、何かあった際はすぐに対応できる体制にすることを強くお勧めします。
(産休は一般に6週間前の34週目から取得できるようになっていますが、理にかなっているタイミングです・・・)

その後我が子の成長はやや鈍化しつつも少しずつ大きくなっており、
現在38週で2200グラム。成長曲線下部ぎりぎりの体重を推移しています。

もちろん低体重で生まれてもたくさんの赤ちゃんがすくすく育っているし、お腹からでてきてからの我が子の成長を信じています。

あと数日しか続かない我が子との一心同体生活、すこしでも大きくなって元気な姿を見せてくれますようにと祈る日々です。